乾燥木材 | 低温乾燥機で作られた乾燥木材

乾燥木材

乾燥木材 品質の良い木造住宅は、適切な材料造りからはじまります。

日本の住宅を支えてきた林業。古くから大工職人が(日本の)山の木を使用することにより、林業に携わる人々が伐採と植樹を計画的に営んできました。私たちの暮らしが「自然」とバランス良く共存するために、国産木材の使用にこだわることは、木造建築に携わる私たちの大切な仕事のひとつだと考えております。

木材の乾燥方法

適切な木材の作り方とは、まず正しい方法で乾かさせることです。木材の乾燥方法には、「自然(天然)」と「人工」の2種類に大きく分けることができます。

●自然乾燥(天然乾燥)
自然乾燥(天然)は文字通り、自然に乾かす方法です。長期保管・管理することで乾かさせます。木自身が持っている固有の性質が保存される利点がある反面、半年以上の時間がかかります。また、乾燥状態によっては、割れ・反り・ねじれ等の狂いが生じてしまいます。
●人工乾燥
人工の方法には、高温、低温、燻煙などがあります。広く一般的に行われているのは、高温で乾燥させる方法です。この方法では色素の変色が起こりがちで、木が本来持っている艶を失いやすい。木の繊維に破損・破壊等が発生する問題が考えられます。

伐採したばかりの丸太を製材して放置しておくと、木材に含まれている水分が次第に蒸発していきます。その後、含水率が25%以上になると木材の収縮が始まり、日本の気候でその値は15%~17%で止まります。木材は放置しておけば自然に乾燥してしまうのですが、それには長い年月が掛かります。むかしのようにすべて人に力だけで行っていた時代ならともかく、現在のような流通のスピードに合わせて大量に乾燥木材を製材するためには、「人工乾燥機」の導入が必要とされてきました。

自然(天然)に近い状態を保ちながら、短所であった時間の短縮、割れ・反り・ねじれ等の狂いの少ない方法で木材を乾燥します。近自然乾燥システム(LBDS)